自分監視カメラに映っていた妹のオナニー


「このICカード、お兄ちゃんのでしょう?」

5歳下の中1の妹、アンズが俺に言った。

「え・・・あっ!どこにあったの?」

「キッチンの食器立てに挟まってたよ。こんなのもっとちゃんと管理しないとダメじゃない!」

「ゴメンなさい・・・ありがとう」

全く我ながら困った性格だ。
別の用事を突然言われたり思い出したりすると、手にしてた物をとりあえず手近な場所に置いてしまう。
そしてそのまま、置いたことを忘れてしまう。
あとになって、「あ、あれどこに置いたかな?」と探し回る。
学校などでは緊張してるせいかそんなヘマはしないけど、家の中ではしょっちゅうだ。

家の中ではこんなふうにアンズやママが見つけてくれるからいいけれど、問題は俺の部屋だ。
本や雑誌やフィギュアや雑貨・・・。
色んな物でカオス状態だから、なかなか見つからない。
そこで俺は苦肉の策として、自分を見張るカメラを、ベッドの隅から部屋全体を見渡せる位置に取り付けた。

学校から帰って来ると、まずカメラを起動させる。

(あれ、今使ってた精密ドライバー、どこに置いたんだろう?)

なんてことになると、カメラにスマホを繋いで、数分前に遡って自分の動きを探る。

(なんだ。窓ぎわに鳥が止まったからびっくりして、ペン立てに突っ込んだのか)

と、我ながら思いがけないところに置いたことがわかる。
この“自分監視カメラ”のおかげで、ずいぶんと物探しの時間が短縮された。

ある日、学校から帰って来た俺がいつものようにカメラを起動させようとすると、ありゃ・・・カメラがすでに動いていた。
どうやらカメラのスイッチを切らずに学校に行ってたらしい。
とにかく余分なデータを削除・・・と思いながら俺は、ふと部屋の違和感に気づいた。
時々感じる我が部屋の違和感。
何も物が動いた形跡はなくカオスそのままなのに、なんだかサッパリした雰囲気なんだ。
俺はスマホにカメラを繋ぐと、俺がいなかった時間帯の自分の部屋の様子を確認してみた。

(おや?)

アンズが入ってきた。
学校から帰って来て間がないと見みえて体操着のままだ。
手に大きなエコバッグを提げている。
アンズは俺のベッドの上のかけ布団を片側に寄せると、ベッドの上にバッグから出した大きなタオルを敷いた。
そしてその上に躊躇なく寝そべった。
寝そべったアンズは、後ろを向いてバッグから何かを取り出して、ごそごそしたあとこっちを向いた。

(?!)

アンズはタバコを咥えていた。

(あの可愛いアンズが・・・賢いアンズが・・・まだ中1なのに・・・パパに「タバコは家では絶対吸わないで!」なんて言うほどタバコを嫌ってるアンズが・・・)

アンズはバッグからタブレットを取り出してベッドに寄せた布団にもたれさせると、短い体操ズボンをパンツと一緒に脱いでしまった。
そして下半身裸になったアンズは、ベッドに敷いたタオルの上にお尻を乗せて座った。



(!!)

アンズはタブレットの方を見ながら、股の間に手を差し入れた。
アングル的にハッキリとは見えないけれど・・・。

(してる・・・確実にオナニーしてる・・・あのアンズが、咥えタバコでオナニーしてる!)

俺はいつの間にかベッドの上でアンズと同じ体勢になってチンポを握り締めていた。
アンズはタバコの煙を吹きながら、うっとりとタブレットの画面を見つめている。
タブレットに何が映っているのかは、これもアングル的に見えない。
だけど俺にはそんな事はどうでも良かった。
アンズがオナニーの快楽を高めるためにタバコを味わっていること。
そしてそんな秘密のお楽しみを俺のベッドの上で繰り広げていることが俺にはメチャクチャ嬉しかった。

(アンズ・・・お兄ちゃんと一緒に・・・いこう)

そう心の中で呼びかけた時だった。
画面の中のアンズが、いきなり起き上がってタバコを携帯灰皿に押しつけて消すと、カメラの真下にある窓を開いた。
そしてベッドから下りるとタオルとタブレットを取りのけ、ベッドや布団に消臭ミストを手際よく吹きつけた。
最後に窓を閉めると、ベッドの片側に寄せた布団を、俺がいつもやってるように崩して部屋から出て行った。
俺はチンポを握り締めたまま、唖然とそれを見るだけだった。
アンズのあまりの素早い身の変わりように、俺のチンポは射精できないまま柔らかくなってしまった。

(にしても、手慣れたもんだなぁ・・・)

「お兄ちゃん、玄関の靴棚にこんなUSBメモリーを置いてたでしょう?」

アンズが俺に言った。
俺は例によって、「あ、ゴメン。そんなところに置いてしまってたんだな。気づいてなかった・・・ありがとう」と言って手を伸ばすと、アンズはスッとUSBメモリーを引っ込めた。

(・・・?)

俺が戸惑っていると、アンズはニヤニヤ笑いながら言った。

「これ、何かエッチな動画?」

俺は言った。

「いや、そんなんじゃないけど、ママに見つかったらマズイやつなんだ」

アンズは笑って俺にUSBメモリーを渡した。

「まあ、私は中身はどうでもいいけどね。お兄ちゃんが叱られるのは嫌だから、気をつけてよ」

本当に、この中身はエッチな動画なんかじゃないんだ。
あの一件以降、俺は学校に行く時も部屋の監視カメラを止めなくなったんだ。
アンズは、そこそこの頻度で俺の部屋でタバコ吸いながらオナニーをする。
俺も欲が出てきて、カメラの位置を変えて、アンズの指使いがよく見えるように撮影している。
それを見てると、そのへんのエッチ動画なんか見る気にならないよ。

いつかアンズを撮った動画が溜まったらアンズに見せてやりたいな。
アンズは怒るかな?

でも俺は、ある日の動画を見て知ってしまったんだ。
アンズがオナニーの時に見てたのは、タブレットくらいの大きさの鏡。
つまり、アンズのオナニーのネタは、オナニーしている時の自分のワレメだったことを。

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