中学3年の始めに、初めて彼女が出来た。
僕はあまり目立つタイプの生徒ではなかったけれど、2年生のある時期を境に、だんだんと周囲の仲間と楽しく過ごせるようになった。
3年生のゴールデンウィーク前、僕は同じクラスのY子に生まれて初めて告白をされた。
Y子は可愛くて元気な子だった。
何をしていても楽しそうに振舞う子だった。
音楽のリコーダーも楽しんで吹き、体育の跳び箱もいつも飛べた飛べなかったとはしゃぎ、理科の時間で物理や化学で初めて知る事柄を学ぶたびに喜んでいるような好奇心旺盛な子だった。
僕はY子を気に入っていたし、Y子が僕のことを好きだと聞いてとても嬉しかった。
付き合ってからもY子は学校と変わらず、デートでもとても楽しそうな振る舞いをしていた。
本当に知識欲求の強い子だった。
初めてセックスをした時、僕は上手くイケなくてY子に手で出してもらった。
その時も、僕の出した精子をじっと見つめ、匂いを嗅ぎ、舌で味見し、指にくっつけて遊んだりしていた。
まるで小さい子供が昆虫を触って遊んでいるような目をしていた。
夏休みのある時、Y子の両親が墓参りで親戚の家へ泊まりで出掛けることになった。
Y子は塾の全国模試が近いとの理由でそれを断り、1人、家に残ることになった。
そしては嬉しそうに、「家においでよ」と誘ってくれた。
女の子の家に泊まるなんて想像もしていなかった僕は、当然喜んで行くと返事した。
Y子の家に行くと、彼女は僕の誕生日プレゼントを用意してくれていた。
前から欲しいと言っていたモーリスのアコースティックギターだった。
僕の家は周りより少しだけ貧乏で、高校でバイトをするまで諦めていたけど、思わぬプレゼントを貰い、僕はとても喜んだ。
「ありがとう、本当に嬉しい。今日は何でも言うことを聞きます」
僕がそう言うとY子は笑って、「ほんと!?じゃあ、ちょっとしてみたいことあるから後で言うね」と言った。
しばらくの間、僕達はギターの練習をしていた。
全然コードが押さえられなくて、そのブサイクな和音を聞くたびに僕達は笑った。
夕飯はY子が麻婆豆腐を作り、僕はチャーハンを作って、お互いの味の不思議さを感じつつ、それらを平らげた。
お風呂にも初めて一緒に入った。
明るい所で、しかも全身濡れている女性の体を見たのは初めてで、僕は終始勃起していた。
一緒に浴槽に入ると狭くて、僕達は抱き合いながら何とか体勢を確保した。
「なんかすごいことだね」と、Y子が僕の肩に顎を乗せながら言った。
そのままの体勢で浴槽に浸かっていると突然、「あ、ホクロ発見」とY子が言った。
するとY子はいつもの好奇心を発揮し、「ちょっとホクロが何個あるか数えたい。見せて」と言って、僕の手を取って浴槽から上がるように促した。
僕が浴槽から出るのに続いてY子も上がり、僕の前に立った。
そして僕の顔に両手を当てると、早速ホクロを数えだした。
耳の裏や中までもY子は覗き込んだ。
「腕にはやっぱり多いんだね」と僕の腕を掴んで言うと、その腕を上げさせ脇も覗き込んだ。
毛に隠された部分も探そうと、脇の毛を指で避けたりしていた。
そのままY子は僕の体を調べ尽くした。
背中や腿や脛は当然、足の裏や指の間も見た。
僕は僕でずっと勃起をしていた。
Y子は、その僕の股間に目をやると「こういう所にもあるのかなぁ」と言い、「失礼します」と一声かけてから僕の股間部を調べ始めた。
Y子は僕のモノを上から、横から見つめた。
そしてモノを掴むと上に押し上げ、裏側の方も探した。
「あ、一つあった」
Y子は喜んだ。
そして僕に足を広げるように求めると、その開いた股の間に顔を潜り込ませ、僕の袋を見上げた。
袋を動かしたり、伸ばしたりして探した。
そして、そのままお尻の方も探し出した。
僕の尻を両手で開いて探そうとする。
「ちょ、やりすぎだろ」
僕はそう言ったが、「ちょっとだけ」とY子はやめるのを拒んだ。
「あ、お尻の穴ってこんな形なんだ」
「少し可愛い毛が生えてる」
Y子は新たな発見を楽しんでいた。
ホクロ探しを終えるとY子は、「お詫びに」と僕の髪と体を洗ってくれた。
(股間を洗う時はどうするのだろう?)
そう期待していると、Y子は新たにボディソープ液を手に取って泡立て、そのまま手で洗ってくれた。
「こういうデリケートなのは、タオルでゴシゴシしたらダメだよね」
モノや袋を手で洗われるのはとても気持ち良かった。
ただY子は先程興味を持ったお尻にも手を伸ばした。
「こういう体にある穴って清潔しないとダメだよ」と言い、穴の周辺や穴の中にも少し指を入れて洗った。
初めての感覚だったが、僕は良いかもしれないと思ってしまった。
僕はもうお風呂で十二分に興奮してしまい、その場でY子に挿入したかったが、Y子は見透かしたように、「お風呂上がったらベッドで待っててね、今日はしたいことがあるから」と言って、ギンギンに立ち上がった僕のモノにお預けを与えた。
部屋を暗くしてベッドで待っている間も、僕のモノは勃起し続けていた。
許されるなら、その場でオナニーをして一度射精したかった。
そんな葛藤をしているうちに念願のY子が部屋にやって来た。
ベッドに寝転がっている僕を確認すると、Y子は部屋の灯りを点けた。
「暗くしないの?」
「今日はこれでいいの」
タオルを数枚手に持っていた。
僕はY子のしたいことを聞いていなかったことに、そのとき気付いた。
「何をするの?」
不安と期待が混じっていた。
するとY子は少し笑って「ちょっと縛らせて」と言い、言った後にまた笑った。
僕もそれにつられて笑った。
「痛いことじゃないよね?」
「あ、そんなのはしないしない」
Y子は僕に近づいて、僕の両手をにしてタオルできつく縛った。
そして、そのまま僕に万歳をさせ、その縛ったタオルと別のタオルでベッドの引っ掛けで結んだ。
僕の両手は万歳したまま下ろせなくなった。
「なんか、すごいね」
僕は恥ずかしがりながら笑った。
「うん、でも楽しみ」
Y子の目はいつもみたいに昆虫を手にした子供の目だった。
仰向けのままの僕の上にY子が乗っかった。
お互い全裸で準備万端。
このまま始まるのかと思っていたけど、Y子はもう一枚タオルを取り出して、「これで目隠しをするから」と言った。
(え、目隠し?)
僕がそう思っているうちにY子は僕の目にキスをした。
キスと言うより、ぺろぺろとアイスを舐めるようにしていた。
「目って変な味」と笑い、Y子は僕に目隠しをした。
「さて、約束したしたいことをさせてもらうね。今から体中の味を調べてみたいと思います」
Y子が言った。
「どういうこと?」と聞こうとした僕の口は、早くもY子の口で塞がれた。
いつものキスやディープキスでもなく、舌を僕の口の中に這わせ、歯や舌や歯の裏などを舐めだした。
僕はそれだけの行為で何も言えなくなった。
そんな僕の唇をなぞるようにY子を舌を這わせた。
Y子の舌は至る所を舐めた。
耳の中を舐められた時は、その音と感触で鳥肌が立った。
顎のラインや喉元、鎖骨まで下りて乳首では一度立ち止まって舌で円を描き、乳首が硬くなるのを確認すると、吸い上げたり舌で転がしたりした。
僕は下半身をもぞもぞと動かしていた。
Y子は僕の様子に気を留めてないように、次は脇の方へと滑らかに舌を這わせた。
大きな棒付き飴を舐めるように脇の全部を舐めた。
僕はくすぐったいけど、なぜだか声に出せなかった。
そうして二の腕、肘、手の平、指とY子は何も残さないように舐めあげた。
脇腹やみぞおちも舐められた。
へその穴には舌を尖らせて入れられ、その内壁も舐められた。
そこまで行くと、僕は次にモノを咥えられることを期待したが、Y子は楽しみを最後に残しておくようにつま先へと移動した。
まず足の裏を舐められ、続いて指の腹、指の裏に舌を這わせた。
親指を丸ごと咥えられ、それを口に含んだまま爪の間にも舌を入れてきた。
気付けば、僕の息は乱れ続けていた。
でも声は出せなかった。
なぜだか、声を出してY子の作業の邪魔をしてはいけないと思えたからだ。
Y子の舌は、くるぶし、脛、ひざ裏へと進んだ。
膝小僧の擦り傷跡も舐められた。
Y子は僕の足を少し開かせ、その間に顔を突っ込んで内腿を舐めた。
内腿からだんだんと股間に上がってくるに連れて、僕の興奮は高まり、僕のモノは常にお腹の方を指していた。
その反り上がったモノの裏側の付け根から先端へ、Y子は舌を這わせた。
いつも最初は咥える動作から始まっていたから、このやり方には興奮した。
Y子は僕のモノを指先で撫でると、尿道のルートを確認し、それになぞって舌を舐め上げた。
尿道の先の割れ目まで舌を持って行くと、それを指で開き、その間に舌を突っ込んだ。
そしてカリの周りを弧を描くように舌を転がした。
それが何回転かすると、そのまま唇でカリを閉じ込め、そのまま吸い上げた。
吸い上げられて、僕の腰も少し浮いた。
Y子は先程の順の逆を行くように、先端から尿道ルートを下にくだった。
袋の辺りになっても、袋の向こう側にあるモノを舐めた。
それがとても気持ちよく、僕はその時に初めて声を出した。
体外に出ているモノよりも体内にあるモノの方が刺激に弱いことを初めて知った。
Y子はそのまま体内のモノを追うように舌を這わせた。
それはお尻の方へ繋がっていた。
袋とお尻の間を舐められて、僕の腰は完全に浮き上がってしまった。
Y子はそんな僕の腰を両手で掴み、浮き上がらせた状態のまま体内のモノの行方を追った。
Y子の舌はお尻の穴の手前まで来た。
僕は快感でどうにかしてしまいそうだった。
ただ、Y子の舌はそこで止まった。
どうやら体内のモノの行方を見失ったらしかった。
一度戻って、再び辿ろうとするも、再度同じ場所で見失った。
Y子は僕の腰を離した。
少し考えている様子だった。
少しの間を置いて、Y子は僕の体を引き上げ、うつ伏せになるように倒した。
ベッドに繋がれたタオルが少し捻じれて痛かった。
うつ伏せにした僕のお尻をY子は両手で持ち上げた。
お尻だけが突き上がった恥ずかしい体勢だった。
この時は目隠しで気にしてなかったが、部屋の灯りが点いていたことを今思えばとても恥ずかしい。
Y子は僕に足を開かせて顔を突っ込んだ。
そしてもう一度、袋の辺りから舌で体内のモノを辿りだした。
Y子の前髪がお尻の穴をつついてくすぐったかった。
Y子の舌が再び、穴の手前に来た。
Y子はそこで指を強く宛てがい、その行方を捜した。
その指は穴の所で止まった。
Y子は迷う間などないように、お尻の穴の中に舌を突っ込んできた。
僕は驚いて、「うわぁ」と叫んだ。
Y子は舌を強く押し込んで、中で上へ下へと舌を這わせた。
思わず僕は力が入って穴を締めたが、Y子は構わずさらに奥に入れようとしてきた。
Y子の鼻息が温かく感じるくらい、Y子は顔をお尻に密着させていた。
僕は快感と恥ずかしさで逃げ腰になっていたが、Y子は両手で尻を掴み、さらに穴を広げようと思い切り両側へ割れ目を開かされた。
体内のモノが見つからないと判断したのか、Y子の動きがだんだん変わってきた。
恐らく、お尻で感じている僕を面白く思ったのかもしれない。
舌を穴の中で上下左右に動かし、その内壁を舐めようとしたり、出し入れさせたり、一度抜いて穴の周囲を舐め上げたりして僕の反応を試していた。
僕のモノはうつ伏せでも、お腹にピッタリくっついていた。
Y子はもう一度穴に舌を強く突き刺すと、僕の股の間から手を差し込み、僕のモノを握った。
そしてそのまま前後へ動かした。
すると僕は10秒程でイッてしまった。
モノは痙攣し、穴もキュウときつく締まった。
その時もY子は舌を動かしていた。
やがて射精の痙攣が終わると、Y子は穴から舌を抜いた。
そして僕の目隠しを外してくれた。
横倒れになり、頭がボ~ッとしている僕の横で、Y子はいつものようにシーツの上に出された僕の精子を舐め、その味を確かめていた。
その様子を眺めている僕と目が合うと、「今夜はもうキス出来ないね」と言って笑った。
以上で終わりです。
長文、拙文、申し訳ありませんでした。
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