息子に抱かれるのが生きがいの母親です


身体は大きくなり、声も太くなって、昔の可愛らしさなんてすっかり消えた。
声を掛けても、返事もしてくれなくなって、本当に男の子なんて、つまらないと思っていたけれど、それとは別に、知らず知らずにあの子を、目で追いかけるようになっていた。
部屋のゴミ箱を片付けに行き、その中に、丸められた青臭いティッシュを見つけると、不思議なほどに心が躍ってしかたなかった。
夫と同じ匂いを鼻の奥に嗅ぎとりながら、また、夫とは違うであろうそれを頭の中に思い描いてしまうと、どうしようもないほどに胸が熱くなり、なんてふしだらなことをとわかっていながら、誰もいなくなったあの子の部屋の中で、そのティッシュを手の平から離すことができなかった。

あの子のベッドの中に潜り込み、あの子の匂いに満たされながら、下着の中に入れた指を動かした。
まぶたの裏で、いつもあの子はやさしく微笑んでくれて、そして、裸の私を見下ろしながら、ゆっくりと動いていた。
いつも泣きながら私はあの子を見上げ、そして、たくましくなったあの子を受け入れながら、それを心から喜んでいた。

そんなことばかり考えていたから、私にも隙があったのかもしれない。
学校から帰ってきたばかりのあの子に後ろから抱きすくめられ、唐突に求められても、私は驚き、震えているだけで、声を出すこともできなかった。

乱暴に服を奪い取られ、ようやくことの大きさを理解して、慌てて拒んでみたけれど、心のどこかでは、それを嬉しがっていたのかもしれない。



頬を叩かれ、乱暴に乳房を握られて、私は泣いたりしたけれど、予想外の力強さと荒々しさを喜んでいた自分がいたような気もする。
鬼のような目をして、私の上に跨るあの子は怖かった。

どんなに泣いて頼んでもやめてはくれなくて、男の人の怖さを、初めてあの時に知った。
夫ではなく、それを息子に教えられたことが、私から拒む力を失わせた。

おとなしく従っていれば、あの子は比較的やさしくて、落ち着いてくると、大事そうにキスもしてくれた。
ああ、きっとこの子も怖かったのかなと思うと、なぜか不思議なほどに、愛しくなった。

お父さんには内緒よ、と言ったのが、彼には免罪符のように思えたのかもしれない。
初めの頃は恐る恐るだったのが、今では、まるで夫のような態度で臨んでくる。
その方が、私もあきらめがつくし、楽しむこともできるから、別にかまわない。

私の産んだものが、私の中に戻ってくる。
それは、夫なんかとは比べものにならない快楽を私に与えてくれる。

あの子が、私の上で呻いている姿が、どうしようもなく可愛らしくてならない。
将来の自分に、あまり期待なんてしていなかったけれど、あの子のおかげで、少なくとも今は生き甲斐のようなものがある。

日に日に上手になって、私を満足させようと一生懸命になってくれるあの子のために、私も綺麗でいようと努力できる。
きっと褒められたことではないのだけれど、あの子に抱かれるようになって、私は満足している。

何も考えずに、ただ夢中になってあの子を欲しがればいいだけの生活が、ずっと続けばいいと思っている。
近×××って、本当に最高!

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