男友達との時間をたっぷりかけたセックス


8月の終わり、いつものようにバイトを終えて、誰かとごはんが食べたくなってFちゃんに電話しました。
すると「俺もうひとりで飲んじゃってるから、うちで一緒に飲もうよ」と言うのでそうすることにしたのです。

改札出るとFちゃんが煙草を吸いながら、待っていてくれました。
久しぶりに行った彼のアパートはそこかしこに彼女のものが。
「バイトおつかれ」と作ってくれたパスタを食べたり、ごっつええ感じのビデオ見たりして過ごして、それぞれお風呂に入って寝ることに。
ふとんがひとつしかないので並んで眠るかたちになり、最初は酔っぱらっていることもあり下らない話ばかりしていたのですが…

Fちゃんの口数が少なくなって、眠いのかな?と思ってふと見ると、Fちゃんもあたしを見てこう言いました。「もし、もしね、今日なんかあったら色々考えちゃう?」

あたしは付き合ってるひともいないし、初めてではなかったし、というかFちゃんとならすごいしたいと思ったので、首を振っておもむろにFちゃんの唇に触りました。

それが合図のようにFちゃんは上体を起こし、ちょっとの間見つめあってからキスをしました。チュッチュッて感じの軽いキスから舌を絡めたり、唇を軽く噛んだりして。

この時点でかなり気持ちが良くて声が思わず出てしまいました。

Fちゃんの右手がTシャツのなかに入ってきておなかのあたりをなでます。あたしは背中や脇腹が極端に弱く、ビクッとしてしまい、また声が出ました。

「えっちな声だすね」と笑いながら言い、胸元や鎖骨やいたるところにキスをしながらブラを外してしまいました。
あたしの胸にキスをしたりなめたりしながら、片手がどんどん下に降りてきてふとももの付け根あたりをさすりはじめました。
なぜか足が自然に開いてしまいます。もうだいぶ濡れてしまっていて、下着も少しずつ下ろされて完全に脱がされました。

しばらく指はクリトリスをずっと転がす感じだったのが、ゆっくりあたしの中に入ってきました。緩急をつけられてあたしはかなり声も出ていたはずで、すぐにイってしまいました。



今度はあたしがきもちよくさせる番。
FちゃんのTシャツの上から乳首の場所を探しました。指でつまんだり軽く噛んだりしていると、Fちゃんは明らかに感じ始めているようでした。

男のひとの感じている時の声や表情がすごい好きなんで、今度は完全に彼にまたがる感じで直接口でいじりはじめました。

フェラをしているとFちゃんの我慢に限界が来たのでしょう、あたしを下にして、「…入れていい?」と聞いてきました。

その顔がすごいかわいくて、首に手を回すとゆっくりゆっくり入ってきました。

もう腰振られるたびに頭がおかしくなりそうになっているのに、急に動かなくなり、入ったままクリトリスを刺激されて、またイってしまいました。

それから十数分後に今度はふたり同時にイきました。

「すっごい気持ち良かった…」

「Aちゃん(あたしの名前です)の中、気持ちよかった。あったかくってさぁ」
みたいな会話をしたと思います。

夜もかなり遅くなっていたので、ふたりとも自然に眠っていました。

日が上って11時近くにくらいに目がさめて、またしました。明るいのに昨晩したような、時間をたっぷりかけたセックスです。
終わったあとまたふとんでおしゃべりしていましたが、目を合わせてくれないので「…後悔してるの?」と尋ねると、困った顔になって「…うん。最後までいっちゃったことにビックリしてる」と彼。

きっとそれ以上に彼女のことを考えていたのがわかりました。

「Fちゃんは好きだけど、それは異性として以前なのね。ひととして好きだからさ。あたしはそんなひととしたかったからしたんだよ」と言うと「それは俺も」と今度は目を見て言いました。

あの日から二ヶ月近く経ちますが、普通に今まで通り過ごしています。

ひとつ変わったのは自然とふたりきりで遊ぶことはなくなりましたが、セフレになることもなく仲良し関係は続いています。

あの日のことはふたりだけの秘密で、暗黙の了解というか、そういう雰囲気になってしまうのを無意識に回避しようとしているのかもしれません。

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