酔いつぶれた女子社員をアパートまで送ったら…
冬の寒い時期だった。膝下まで雪が積もっていた。
夜半、新年会が終わって、会場差し回しの送迎バスを降りようとしたら、まだ酔いつぶれた同僚がシートにうずくまっている。
「おい、山下さん!」声をかけたが、反応がない。完全に酔っぱらっている。
「どうしますか、自宅までお送りしますよ」運転手の言葉に甘え、酔いつぶれた同僚のアパートの近くまでバスに乗せてもらった。
バスが入れる限界のところで山下をおぶって降り、あとは約30メートルの除雪されていない新雪の中をアパートまで歩いた。
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